バルセロナからマドリッド行きの飛行機に乗り、マドリッドからカイロへと向かう。
夜遅く到着したカイロの空港でビザを購入し、それをパスポートに自分で貼ってイミグレを通過する。
くるくると回転しながら荷物を運んでいるベルトコンベアの前で荷物を待つ。
しかし、なかなか出てこない。
ついに荷物は出てこないままベルトコンベアは停まってしまった。
今回の旅で今まで空港でのトラブルは無かったので、面倒くさいなぁと思いながらも近くにいる空港職員っぽい人に荷物は他に無いのかを聞いてみる。
すると、イベリアのカウンターに行くように言われる。
イベリアのカウンターに行くと、同じように荷物が届かなかったのであろうアラブ人っぽい人達が3人くらいいて、窓口の人と話していた。
街までのバスが無くなる前に終わらして欲しいな~と思いながらも、焦ってもしようがないのでひたすら順番を待つ。
イベリアの職員が言うには、やはり荷物は届いていないらしく書類にサインとホテルの住所を記入するよう言われる。
しかしこのロストバゲッジ、嫌なことばかりではない。
荷物が届かなかったのは、明らかに航空会社側に責任がある訳で、今回の場合は預けた荷物に服とか洗面用具が全て入っている。
書類を返すと、職員は当然のように『もう終わりだから行っていいわよ。』ってなことを言われたので『服が全部カバンの中に入っていて着替えが無いから、服を買うお金をください。』と言い返した。
少し待つように言われたので、『いやぁ、$50くらい貰えるのかなぁ。それで1週間は生活できるなぁ。』と期待しながら待つこと約10分。空港職員に手渡されたのはイベリア航空特性の化粧ポーチみたいのだった・・・
どうやらその中に着替えも入っているらしい。
何とも言えぬ敗北感を味わいながら、ポーチとマリで買ったカバンを持って市バスに乗り、サファリホテルへと向かう。
ガイドブックを持っていなかったので、人に聞きながらやっとのことでサファリホテルのあるビルに到着したのは夜中の1時前だった。
どうやらエジプトもモロッコ同様夜は遅いらしく、こんな時間でもビルの前には果物の屋台が多数営業していたし、街中にも人は多い。
全く危険な感じはしなかった。
サファリホテルのあるビルには有名な安宿が3軒あり、2Fがスルタンホテル、5Fがベニス、6Fがサファリホテルとなっている。
ちなみに、エレベーターは壊れているので6Fまで長い階段を上らないといけない。

本当はスルタンホテルに泊まる予定だったのだが、スペインで高ちゃんから『今、サファリホテルに泊まっている』というメールをもらったので古く薄汚れた階段をサファリホテルまで昇ることにした。
サファリホテルの玄関をくぐると、すぐ左にある椅子に高ちゃんは座っていた。
チェックインを済ませ、1ヶ月半ぶりの再会を高ちゃんの買ってくれていたワインで祝い、気になっていた質問をしてみた。
『もう中東には行かんの?』
すると高ちゃんは、ただ一言答えた。
『行かんよ、旅に疲れた。』
高ちゃんは1週間程カイロにいるが、ほとんど何もしていないという。
うん。分かる気がする。
だって旅が日常になるとやっぱり飽きるし、移動ばっかりしていると疲れるから。
この旅最後の長期滞在国エジプトではゆっくりしよう。
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