グローバルな舞台でこそ、実現できる未来がある。

船が動き出した日の昼食後にハンモックで横になっていると、一人の男がフラフラになりながらやってきた。
船酔いか病気かはわからないが、かなり具合が悪そうだった。

スペイン語で何かを話しかけてくるのだが、エンジン音がうるさいのとスペイン語がわからないので内容はよくわからなかったのだが、どうやら『薬を買う金が無いから、金を貸してくれ』と言っているらしい。
『キャプテンの所に行って相談しろ』と言っても『話を聞いてくれないよ』と言う。
その時は金を出すのが嫌だったのと、何故大勢いる乗客の中で俺に言ってくるのかという思いで断ったら、フラフラになりながら奥さんと子供と一緒に自分の場所へと戻って行った。

今日船の中でその男に出会った。
彼は他の乗客に薬やコカの葉を貰ってなんとかしのいでいるらしい。

彼がそれを苦しみながらも笑顔で語ってくれた時に、少なからず罪悪感を感じた。


Comments

コメントを残す