カリャーンとの約束の時間である11時に備えてシャワー(シャワーと言っても水道しかないので水浴び)を浴びて出発の準備をする。
夜中から何故か下痢になったので、最後のポカリスエットをペットボトルの水に混ぜて少し飲んでから昨日の店へと出発。
11時過ぎに店に着いたが、ラスールが働いているだけでカリャーンはまだ到着していない。
店の中で座って待たせてもらっていると、カリャーンがやってくる。彼の仕事は船の運転で石油を採る船に乗っており、仕事に行かないといけないので午後4時に再度待ち合わせしようと言う。
もちろん仕事の邪魔をするわけにはいかないので、4時まで観光することにして再度4時に戻ってくることを約束して町へと歩き出す。
可愛らしい色の建物が並ぶ道を抜け、ゴープラムへと向かう。

この町のゴープラムはカラフルなマドュライのミーナークシ寺院とは違い白一色だが、マドュライ同様この町のゴープラムも、大通りから見て正面に見えるようになっていた。

カリャーンが寺院の中へはヒンドュー教徒以外は中に入れないと言っていたし、みんなが真剣に祈っている邪魔もしたくなかったので中には入らずにビーチへ向かうことに。
寺院からしばらく歩くと、海が見えてくる。海が見える瞬間は何故かいつもワクワクする。


海で出会った少年達。
寺院からほど近いこの海は、ヒンドュー教徒の沐浴場となっているようで、男性も女性もが服を着たまま沐浴をしていた。

一見海は綺麗だったのだが、道路から下を覗き込むと多量の布やゴミが浮かんでいた。

海は意外と近く、まだ1時にもなっていなかったので違う道を進んでみることにする。
しばらく道を進んでいると、店も何も無く道しか無い開けた場所に出る。
昼食を食べていなかったのと、かなり暑いが飲み物を持っていなかったのが少し不安だったが、道の向こうにはビーチがあるだろうと思い、ひたすら道を進む。

人通りはかなり少なく、聞こえるのは自分のサンダルの音と風に揺れる草木の音のみ。
日差しはかなり強いが、道の右側には大きな池があるため吹いてくる風は涼しい。
途中で池の方に行ける横道があったので、入ってみることにする。
入った瞬間に右側に生き物の気配を感じて見てみると、一頭の水牛がこちらを見ている。

結構近い距離だったので、怒らせないようにそっと道を歩いていく。
マレーシアのタマンネガラで『ライオンを見たいな~』と言ったら、現地人に『もし本当に野生のライオンが現れたら、怖くてパニックになるよ。』と言われたが、水牛でも怖いのにこれがライオンだったら本当にヤバイだろうなと思いながら道を歩いていく。
少し歩いていると、草むらの向こうでまた何かの気配を感じる。近づいてみると、豚の親子が道を占拠していた。

豚達はこちらの気配に気付くと、草むらの方へ逃げて行ったのでホッとしながらさらに奥へと進む。
草むらを抜けると再び開けた場所に出たが、道はぬかるみになっており先もかなり長そうだったので諦めて引き返すことにした。
地面に映る鳥の影にふと空を見上げると、雲一つ無い青空に鷹のような鳥が優雅に飛んでいた。


池の周りには馬も住んでおり交尾をしていたのだが、カメラを向けたら辞めた。

かなり離れた森の中からでも、町のゴープラムは目印のようにそびえ立っている。
1時間程歩いて来た道を再び町に向かって引き返す。
来た道を歩いていると後ろから一台のバイクがやってきて、追い越しされた時に『乗ってくか?』と目で合図をしてくる。
バイクを運転している男性ヴィックラムは海沿いまで行くというので、一緒に乗せて言ってもらうことに。
少し走ったところで、バイクは一軒の家の前で停まる。彼の家だと言う。
彼は、どうぞ家へ入ってくれといって家族に紹介してくれ、『昼食はまだか?』と聞かれたのでまだだと答えると昼食まで食べさせてくれた。
昼食後に少し休もうというので、外にあるハンモックにもたれかかって話しをしながら時間を過ごす。
彼は27歳でミルクを売っているという。
色々な話をしたが、一番驚いたのは、ラーメーシュワラムでの平均日給はRs150(≒450円)だと言う話しだった。
働いているというと必ず給料のことを聞かれるが、インドとは違いすぎるのでいつも答える時に躊躇する。
そして、いつも日本は裕福だとか日本に働きに行きたいと言われるる。確かに日本は裕福な国だと思うけど、ただ単に給料が多いからといって裕福というわけでは無くそれだけお金がかかるということを分かって欲しいのだが、説明するのはなかなか難しい。
その後は、ヴィックラムの妹の娘と遊んだりして、あっという間に待ち合わせの4時になる。
しかし、ヴィックラムはサラワナンと友達とかで『ノープロブレム』と言ってなかなか帰してくれない・・・
結局、遊んだり昔の写真を見せてもらったりで7時にヴィックラムと一緒に家を出ることに。
家に出る前に、『ここは君の家だから、明日の昼食も一緒に食べよう。』と言われたので、明日の朝10時に再び訪れることを約束。
その後、ヴィックラムの単車で修理屋へ向かったのだが居たのは働いているラスールだけで、カリャーンは待ちくたびれて帰ってしまったらしい。
全然ノープロブレムじゃなかった。明日ヴィックラムの家に向かう前に謝りに来よう。

ヴィックラムの家族。
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