グローバルな舞台でこそ、実現できる未来がある。

何かが違うラーメーシュワラム

バンガロールを出発した夜行バスは朝8半頃にマドュライへと到着する。
マドュライ行きのバスの席は半分くらいしか埋まっておらず、2席を使用できたうえにリクライニングシートだったので移動は快適だった。
到着後に近くにいた旅行会社の人に目的地であるラーメーシュワラムまでのバス代金を尋ねると、その旅行会社では朝出発のラーメーシュワラム日帰りツアーしか取り扱っていないらしく、本来Rs400(≒1200円)のツアーだが行きのバス代だけならばRs300(≒900円)だと言う。
電車はローカル線しか無く不便らしいが、電車ならばもっと安いはずなので断る。
去り際にRs250まで値が下がったが、とりあえず電車の値段を調べたかったので歩いて駅へと向かう。

駅の方へ向かって歩いていると、人のよさそうなおじさんが話しかけてくる。どうやら、宿の客引きらしい。
チェンナイやバンガロールで驚いたのだが、南インドでは客引きに宿まで連れて行ってもらった場合に客引きにお金を渡さないといけないようだ。東南アジア各国や北インドでは、宿で働いている者が客引きしているのか宿からマージンがもらえるのかは分からないが、こちらが払う必要は無かった。
おじさんの勧めてくる宿はRs170と少し高かったので泊まる気は無かったが、マドュライからラーメーシュワラムに関する情報が全く無かったので、多少のお金を払うのを覚悟して色々と聞いてみることにした。
おじさんの話しによると、現在は駅とミーナークシ寺院の間に道にいるらしく、ミーナークシ寺院には徒歩数分で行けるとのこと。
また、ラーメーシュワラムへは電車とバスがあり、普通電車ならばRs30弱で特急ならRs50程で行けるという。バスの場合はマートュタワニバスステーションまでRs5のシティーバスに乗ればそこからRs50。ツーリストバスならば、近くの旅行会社からRs150だと言う。ただし、電車は本数が少なくバスならば30分毎に出ている。
おじさんにRs10を渡し、駅へと向かう。

駅のENQUIRYカウンターで電車の時間を尋ねると、受付のおじさんは気だるそうに朝夕各6時の普通列車と23時過ぎの特急列車の3本だと教えてくれた。
18時発の列車の到着時間を尋ねると23時頃。おじさんは本数の多いバスで行けと勧める。
何も知らない土地なのでできれば早い時間に行きたいが、とりあえずどちらで行くかは別にしてミーナークシ寺院だけでも見ておきたかったのでバックパックを駅の荷物預け所に預けて街へと戻る。
インドの駅は何かと便利で、トイレやフードコーナーはもちろんフリーのドリンキングウォーターが出る水道や24時間Rs10で荷物を預かってくれるカウンター、Ⅰ・Ⅱクラス専用の待合室等がある。大きなバスステーションにも荷物預け所はあるが、利用したことがないので値段は分からない。

駅から真っ直ぐミーナークシ寺院に向かうのもつまらないので、細い路地通りながらミーナークシ寺院へ向かう。
通りにはレストランとホテルがかなり多く、安いホテルも見かけた。

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インドには電話屋がめちゃめちゃ多い。

道を進んでいると、ゴープラムが目の前に現れる。

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寺院の横で靴を預けて中に入る。
さすがにかなり大きな寺院だけあって、中はインド人と観光客でごった返している。

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近くで見たゴープラム。

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様々な神が刻まれている。

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寺院内にあったミニチュアのミーナークシ寺院。

外壁を一周した後に中にあるシヴァの寺院にも行ってみた。
中は薄暗くヒンドュー教徒と思しき人達が各々祈りを捧げており、さらに先にはヒンドュー教徒しか入れない場所もあった。
みんなが真剣に祈っている場所に自分がいるのが場違いな感じがして、寺院を後にする。
マドュライには他にも寺院や宮殿があるらしいのだが、今日中にラーメーシュワラムに行きたいので昼食にRs20(≒60円)と激安のRiceとChickenCurryを食べてバスステーションへと向かうことにする。

バスステーションからラーメーシュワラム行きのバスに乗り込み、Rs50(≒150円)を払い目的地へと向かう。

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ラーメーシュワラム付近では列車が海の上を走っている。

約4時間程でラーメーシュワラムのバスターミナルに到着。
バスを降りるとオートリクシャがこちらへ来て、寺院近くの宿までRs25で行くという。
ローカルバスで町まで行こうかとも考えたが、宿の情報が全く無かったのでオートリクシャで寺院近くの宿まで連れて行ってもらう。
町までは結構距離があり、10~15分程走ったあたりでゴープラムが見えてくる。
おじさんは寺院近くの宿を2軒訪ねてくれたが、どちらもシングルの部屋は無いという。
もう自分で探すのでいいと言おうとしたのだが、言う暇も無く『Please,Sir』の一言で二軒目の宿の主人が教えてくれたらしい少し離れた場所にある宿へ向かう。
バスルームはインド式のトイレと蛇口だけだが部屋は綺麗で値段も一泊Rs125(≒375円)といい値段なのでここに決定することに。
チェックイン前にオートリクシャ代であるRs25を払いに行く。
運転手はいい人そうだったが、予定より遠いところに来てしまったうえに宿探しにも手こずったので追加料金を要求されるかなと思いながらもRs25を渡すと、OKだという。
やたらと蚊の多いフロントでチェックインをして部屋に荷物を置き、夕食を食べに町に出かける。

食堂を探してオートリクシャに乗って来た道と逆方向に向かって歩いていると、二人の男性とすれ違う。
若い方の男性が『こんにちは。』年をとった方の男性は『ハロー』と声を掛けてくる。
少し話をしていると、年をとった方の男性にうちの店においでと言われる。
日本語で話しかけてくる人は、何らかの魂胆を持った人が多いが、この人達は悪い人には見えなかったので付いて行くことに。
すぐそばにあったタイヤのパンク修理屋が彼の言う店らしく、そこでは一人の男性が働いていた。
話しているうちにこの人達は親子らしく、若い方の人は長男でパンク修理をしているのが弟、もう一人弟がいて後で来るということがわかった。
みんなかなり陽気でチャーイとクッキーを買って来てくれ、お決まりの『インドは何回目か?』とか『ラーメーシュワラムはどうか?』とか『彼女はいるのか?』と言った話を結局2時間程していた。
サラワナンは市場で働いているらしく、蟹を食べられるということで、明日の朝11時に店の前で待ち合わせをして市場へ連れて行ってくれることに。
どうやら夕食もシーフード料理を作ってくれるらしい。タダかどうかは分からないのだが・・・
今から夕食を食べに行くことを告げるとおすすめの店を教えてくれてラスールの自転車で店まで送ってくれた。

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三兄弟。左からサラワナン、カリャーン(長男)、ラスール。

自転車に乗せられてプラカーシュHOTELという少し高そうな店の前に到着。
南インドでは、何故かレストランはHOTEL、宿はLODGEという名前が一般的。
中に入ってメニューを見てみるとそう全然高くなかったので少し安心してEGGSETというメニューを注文する。
少し待っていると、かに玉のような今まで見たことの無い料理が運ばれてきて、皿からバナナの葉の上に移される。
それにカレーのスープのようなものをかけて食べるのだが、これが今までインドで食べた料理の中でも一、二を争うくらい美味しかった!

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夕食に満足して外に出ると、寺院の前で買い物をしていた人に『こんにちは。』と声を掛けられる。
日本語で話しかけられたので、何かの商売をやっている人かなと思ったが、結局オススメのビーチとローカルバスでの行き方を教えてくれただけで、普通にいい人だった。
有名な観光地であるバラナシやブッダガヤには日本語や韓国語の看板がたくさんあり、声を掛けてくる人は客引きや何かを売ろうとする人が多かったが、この町にはレストランのメニューを見ても英語のメニューは少なく、宿も現地人用といった雰囲気なので長期滞在する旅行者は少ないのかもしれない。
だから、この町の人はいい人が多いのかもしれない!

そんなことを思いながら、帰り道で見かけたバターミルクという飲み物を飲んで宿へと帰る。

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初めて見かけた飲み物バターミルク。チャーイと同じようにグラスに入れる前に冷ます。


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