チェンナイのバスターミナルからプッタパルティ行きのバスに乗り約3時間半。
何も無い荒野の道に、いきなりどでかいピンクの建物が現れる。バスの人に聞くと、サイババの病院らしい。
後で分かったことだが、サイババ病院は治療が無料らしい。薬代も激安。
そこからさらに30分弱走ると、またまたピンクとブルーに彩られたどでかい建物が。

サイババ大学である。
大学の向かい側にはサイババ博物館やスタジアムもあり、かなりデカイ。
大学からすぐの場所にある門をくぐると、プッタパルティの街である。

街に入って唖然とする。
ホテル・レストラン・インターネットショップ等々、ほとんどの店の看板に、SAIとかBABAの文字が入っているのである・・・



さすがはサイババでもっている街。気合の入り方が違う。
バスを降りて、修行者や巡礼者用に安い宿泊施設のあるアシュラムへ向かう。
アシュラムはバス停から右に向かって、歩いて5分程の場所にある。

アシュラムの門に建っているゴープラム。
アシュラムの前にはどでかい門があり、タンクトップ等の袖なしシャツとハーフパンツでは入場できないようになっている。
ハーフパンツを履いていたため入り口で止められたので、ハーフパンツの上からジーンズを履いて再度入場。
荷物を持っている人は入場後に空港でくぐる金属探知機みたいのをくぐらされて、その後に荷物を開けて中を調べられる。
バックパックと小さいカバンを持っていたのだが、検査官の人は小さいカバンをサッと見た後に『日本人だからもういいよ~』と言ってバックパックの検査は無かった。
アシュラム内は『結構観光地化してるのかな~?』と思ってたけど、中は全くそんな雰囲気は無い。
インド人の他に白人の姿も多く、ほとんどの人が上下白の衣装を着ている。
写真を撮っている人など皆無で、バックパックを担いでいる自分にかなり違和感を感じる。
宿泊施設の登録はインド人・ネパール人と外人用に分かれているようだが、外人用の登録場所が分からない。
その辺にいる職員(白の上下に青いスカーフをまいている人)に尋ねようと近づいて行くと、
『サイラーム』
と言われる。そう、Sai Ramである。
SaiとはサイババのことでRamとは昔の偉い人のことらしく、Sai Ram2人は対等ですよという意味らしいのだが、プッタパルティではこのSai Ramという言葉が挨拶として日常的に使われている。
そして、『外人用の登録場所はどこですか?』と聞くと、『サイラム?』と言われる。
Sai Ramは挨拶だけでなく、ありとあらゆる場面で使われるらしい。ちなみに↑の場合『Pardon?』の代わりに『Sai Ram?』を使っている。
他にも人を呼ぶ時や注意する時、街に出ると物乞いや客引きがSai Ramを連呼していた。みんな真顔で。
何人かの人に道を聞いて、やっと辿り着いた正門から歩いて5分程の場所にある登録所。
入ってすぐの場所にあるテーブルで名簿に名前や住所等を記入して何故か写真を一枚渡し、別の窓口に行く。
窓口で宿泊日数を聞かれたので3日と答えると、3日分の宿泊費を払いドミの部屋が割り当てられる。
ドミは激安のRs20(約60円)/泊。ちなみに現地人のドミはRs10/泊らしい。
アシュラム内はとにかく広く、ドミは登録所から更に歩いて5分くらいかかる。
ドミは二階建てになっており、一階は大部屋の中にベッドが数十個並んでいる。二階にはベッドは無く、床の上に敷布団みたいのを敷いて寝るようになっている。
一階はほとんどのベッドが埋まっていたが、二階には10人程しか人がおらず断然空いていたので二階に泊まることに。
どこに寝ようかなぁと思っていると、スリランカ人のおっさんに隣においでと言われる。
このおっさんは日本に友達がいるらしく、日本語を勉強しているらしい。
おっさんの近くの棚には複数のサイババの写真が飾ってあり、カバンはサイババとかの神秘に満ち溢れた本やCDでパンパンになっている。
お腹が空いたので、おっさんに食堂の場所を聞いて昼食へ。
アシュラム内には北インド料理、南インド料理、西洋料理の3つの食堂があり、今回は西洋料理の食堂へ。
ちなみに食堂の他にもショッピングセンター、ベーカリー、銀行、セキュリティオフィス、飲み物屋、電話屋etc生活に必要なものは全てアシュラム内に揃っている。
施設は全て時間制・男女別になっており、ショッピングセンターは女性は午前、男性は夕方の2時間程しか利用できない。食堂も決められた食事時間以外は閉まっている。
そして、アシュラム内は清潔で安全である。
食堂の料理はかなり安く、ライスRs2、焼き飯Rs5、ポテトRs6、パスタRs25等である。パンや飲み物も安価で買える。
ドリンキングウォーターは無料で、食堂内だけでなく外にもドリンキングウォーターコーナーがある。
食堂で昼食を食べ終わった頃に、一人の日本人男性が声を掛けてきた。
この人は一ヶ月アシュラムで生活していたがコンセントが使えなかったので、アシュラムの外に部屋を借りて生活しているという。
あと一ヶ月くらいは滞在するというこの男性に『何日泊まるんですか?』と聞かれた際に『3日です。』と答えると、かなり驚かれた。
修行者や巡礼者が泊まる施設だけあって、やはりみんな長期滞在するらしい。ちょっと申し訳無い気持ちになる。
この男性は数年前にも来たことがあるらしく、今回は霊の道に入りたくて来たらしい。
この人には『ババ様がシヴァ神の生まれ変わり』だとか『サイババの夢はサイババが意図しないと見れない』という話以外にも、古代タミル語で葉に自分の運命が書かれているという予言の書のことなど色々とおもしろい話を教えてもらった。
予言の書を扱っている店はインド内に数十店あるらしいが、胡散臭い店もあるという。この人が言うにはバイテスワランコイルという街にあるシヴァサミという店は本筋の店でかなり信頼がおけるという。
ちなみにこの人は二回シヴァサミに行ったが、自分の葉はまだ無かったらしい。予言の書の詳しい情報に関してはアガスティアで検索してみてください。
アシュラムに通っている人の中には日本人ももちろんいて、中には日本のサイセンターとかいうのを任されている人にも会ったことがあるとか。
その人はサイババに呼ばれて話しをしたこともあるらしく、目の前にいきなりサイババが現れたこともあるというツワモノ。
サイセンターは日本に複数あるみたい。
食後は町をプラプラ。この町にはサイババ以外何も無い。
アシュラムに戻り、夕食にベーカリーのパンを買ってショッピングセンターで蚊帳を買ってドミに戻る。
宿に戻る道の途中で、某真理教のサティアンもこんな感じだったのかなぁと思う。
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